皆さんお疲れ様です。
先週の中日ドラゴンズを振り返っていくやつです。
先週で通常のリーグ戦は一休み。今週からは交流戦が始まります。
ここの勝率次第では大きく順位の変動が起こり得る交流戦、少しでも借金を減らして臨みたいところでしたがなんとか3勝1敗1分と勝ち越しに成功。この勢いのままに交流戦も勝って行きたいところです。
という事で頑張った先週の試合を振り返っていきます。
5/21 ×巨人 10回戦(東京ドーム)
1-1△
中日の先発は髙橋宏斗投手。ここまで好調を維持しており、防御率も0点台と安定しています。
しかしこの日は初回からフォアボールを2つ出すなど不安定な立ち上がり。ピンチを背負いますが坂本選手をショートゴロに打ち取りなんとか無失点に抑えます。
その後も毎回ランナーを背負いながら得点を許さず、5回には満塁のピンチもありましたが、岡本選手を三振、坂本選手はライトフライに打ち取り、結果6回無失点の好投でマウンドを降ります。
なんとか援護したい打線は7回、前回完封を許している巨人先発山崎投手から先頭の田中選手がまさかのホームランを打ちついに先制します。
しかしその直後7回裏、内野安打から盗塁→送りバント→犠牲フライであっという間に同点に追いつかれると、その後は両チーム無得点に終わり引き分けとなりました。
田中選手プロ初ホームランおめでとうございます!比較的ホームランの出やすい東京ドームですが、あまりにもびっくりして椅子から転げ落ちました。
野手の間を抜けたり、鋭いゴロを打つイメージの選手だったので、山崎投手からホームランを打つイメージが全くありませんでした。これからは長打にも期待しています!
5/22 ×巨人 11回戦
2-4〇
勝 小笠原 2勝 3敗
負 堀田 3勝 1敗
S マルティネス 13S
前の試合まで38イニング連続の無援護と、勝ちに恵まれない小笠原投手。この日は初回に丸選手にソロホームランを浴びて先制点を奪われ、3回にも1点を失うなど苦しい展開。打線も初回のチャンスを活かせず、5回まで無得点に終わります。
6回表2アウトから連続四球で一二塁とすると、細川選手がレフトへのタイムリーヒットを放ち1点返えし小笠原投手へついに援護点が入ると、続くカリステ選手のタイムリーツーベースで2点返し、逆転に成功します。
援護をもらった小笠原投手はその裏の攻撃を3人で抑え、7回に村松選手のタイムリーで追加点をあげました。
その後はリリーフ陣が得点を与えず、小笠原投手は4月9日ぶりの2勝目を上げました。
小笠原投手実に1ヶ月半ぶりの勝利でした。一時期先発投手が早期撃墜されるなど、非常に苦しい時も安定した投球を続けてきた小笠原投手でしたが、ようやく勝てました。
この試合の小笠原投手は普段と比べてもあまり内容が良くなく見えましたが、その中でも2点に抑えてみせました。でも2失点した時点で今日は負けだと思っていました♨
その姿に応える様についに援護点が入り、久々の勝利をあげました。最低限の援護さえあれば、今の小笠原投手であれば勝てるので、これからもよろしくお願いします。
カリステ選手が決勝タイムリーヒット。得点圏だと1割8分ほどと、あまり打てていない印象のカリステ選手ですが、カリステ選手が試合を決める一打を放つ事も多く、不思議と重要な場面で回ってくる選手です。
その為、何としてもチャンスの場面で決めれる選手になって欲しいです。この試合では真ん中付近に入ってきたストレートを弾き返し、フェンス直撃のツーベースになりました。毎回は難しいですが、出来る限り甘いボールを確実に捉える事ができれば、パワーはあるのでもっと得点を稼げる選手になると思います。
5/24 ×ヤクルト 10回戦 (バンテリンドーム)
2-5●
勝 山本 2勝
負 マルティネス 1敗 13S
S 石山 1勝 5S
涌井投手が6回2失点と好投。しかしなかなか勝ちに恵まれません。大荒れの試合以降は立ち直り、この日もQSでしたが勝ち負けつかず。あの日から去年の様に無援護に悩まされることになりました。
プロ通算で161勝159敗の素晴らしい成績を残している涌井投手。この後どれくらい積み上げる事が出来るのかは分かりませんが、少なくとも「中日のせいで200勝達成出来なかった」と言われない様な強いチームにならなくてはいけません。
ちなみに試合展開は振り返るとイライラするのでやりません!!!
5/25 ×ヤクルト 11回戦 (バンテリンドーム)
1-0 〇
勝 メヒア 3勝 2敗
負 ヤフーレ 4勝 4敗
S マルティネス 1敗 14S
助っ人大活躍の1日。2回に先日二軍から上がってきたディカーソン選手が来日初ホームラン!1点を先制すると、投げては去年先発した投手で唯一勝ち越しているメヒア投手。2回3回に長打を打たれてピンチこそつくりますが、得点は与えません。
ピンチを凌いだ事で波に乗ったメヒア投手。4回から7回まではノーヒットの快投。8回は松山投手が三者凡退。9回からは先日初失点を許し、負け投手となっていたマルティネス投手。三者凡退に打ち取りゲームセット。ホームランの1点を守り切る中日らしい試合でした。
対ヤクルト戦の防御率が試合前まで7点台だったメヒア投手。先日初失点のマルティネス投手。揃って借りを返した形となったこの試合。中日にとって非常にいい形で勝利することができました。
メヒア投手は課題である立ち上がり、この試合もヒットを打たれるなどでピンチこそ背負ったものの、後続をしっかり打ち取り無得点で凌ぎました。4回以降はは去年よく見たメヒア投手の姿でした。
今年は開幕から調子が上がらず、二軍での調整を余儀なくされましたが、二軍でしっかりと結果を残して、また一軍の舞台で持っている力を発揮してくれました。それもメヒア投手がひたむきに改善しようと努力した結果だと思います。中日には彼の様な良い性格の助っ人が多くて、みんな応援したい気持ちにさせてくれる選手ばかりですね!ジャリエル?なにそれ? 次回の投球も期待してます。
マルティネス投手は先日失点してしまったものの、この日はしっかりと抑えて14S目。もはや彼で打たれるならだれが投げても打たれるでしょう。そのくらいの信頼感を私のみならず、中日ファンは持っています。
この日は2つの三振を奪うなど完璧な投球。先日打たれた直後でしたが、不安はありませんでしたが、いつも通りの素晴らしいピッチングでした。
今の中日が勝つ為には数点のリードで逃げ切ら無ければならなく、マルティネス投手にかかる重圧はかなり大きいと思いますが、彼にならば安心して任せられると思っています。
またマルティネス投手の前を務めた松山投手も、非常に重要な役割を任されていると思います。
彼も開幕戦で8回を任されながらエラーから失点。負け投手になると、2戦目でも失点し追いつかれました。その後8回の役目を一度は外されましたが、その後の投球で信頼を取り戻し、再び勝ちパターンに返り咲きました。
マルティネス投手まで繋げれば勝ち、ということは逆にここで打たれる訳にはいかないということでもあるので、プレッシャーは半端ないと思います。ですが育成から這い上がり、このポジションまで登ってきた松山投手ならば、成し遂げられると私は思います。
なのでもう少しくらい楽な展開が多くなってくれることを願います。
5/26 ×ヤクルト 12回戦 (バンテリンドーム)
5-0 〇
勝 橋本 2勝
負 松本 1勝 1敗
中日の先発は今季初登板の仲地投手。1回を無安打2奪三振と完璧な立ち上がり。その裏内野ゴロの間に1点、2アウトからビシエド選手がタイムリー。幸先よく2点を先制し、仲地投手の初勝利に向けて盛り立てます。
が、2回アナウンスが告げたのはまさかの投手交代。どうやら足の負傷で降板を余儀なくされてしまいました。
後を継いだ橋本投手はいきなりの当番にも関わらずヤクルトのクリーンナップを三者連続三振に抑え、続く3回も三者凡退。完璧な投球を見せます。
更にその裏、ノーアウト一塁で石川選手がタイムリーツーベース。1アウトからディカーソン選手もタイムリー、ビシエド選手もヒットで前回完封勝利の松本投手を引きずり下ろします。
橋本投手は4回も続投。2アウトを取ったあとスタミナが限界に来たのか、ヒットと四球でピンチを背負い降板。緊急登板ながら最高のリリーフでした。その後、勝野投手がオスナ選手を空振り三振に切り無得点。勝野投手は5回まで投げ、6回は藤嶋投手、7回は清水投手、8回は齋藤投手、そして9回は松山投手の豪華投手リレーで繋ぎ、最後はピンチを切り抜けて2試合連続の完封勝利。一時はどうなるかと思われた試合をリリーフ陣が奮起して0を繋ぎました。
先発の仲地投手ですが、とりあえずそこまで大きな怪我では無かった様なので一安心です。
ただ初回の立ち上がりが完璧だっただけに、本当に勿体ないと思ってしまいます。足がつってしまったとの事ですが、今季の初先発で緊張もあったかもしれません。次回の登板を楽しみにしています。
その後を継いだ橋本投手。今年は今までと別人の様な投球が続いていましたが、この試合は今年一番の投球でした。
橋本投手はビハインドで投げる事が多く、複数イニングを投げることもありました。しかし中日がビハインドの時は大抵の場合そのまま負けてしまうので、イマイチ評価が上がっていない印象でした。
この日は仲地投手のアクシデントがあり、図らずともリードしている場面での出番となりましたが、それに応える完璧な投球でした。
中日の左リリーフは近年ずっと課題としてあげられてきました。橋本投手はずっとその候補として名を連ねており、今年はついに覚醒の時が来たかもしれません。奪三振率は11.42と破格の数値で、この数値だけならチームでも頭抜けています。背番号に相応しい投手になりつつあります。
今後も信頼を得て、更に重要な場面を任される様なピッチャーになって欲しいです。
二軍から上がってきたディカーソン選手が、この日もタイムリー。正直二軍での試合を見ておらず打率だけ見て、「まだ上げるのは早くない?」とか思ってましたが、ちゃんと仕上げていました。申し訳ございません。
メジャー等での実績から中距離打者なのかと思っていましたが、当たればかなり飛ぶタイプの選手ですね。まだあまり試合に出ていないのもあって心配していましたが、吹き飛ばしてくれました。あとはまた怪我で抜けないのかどうかが気がかりですが。
外国人選手ですが低めの変化球に極端に弱いという事も無く、選球眼が良さげなのもいいですね。開幕戦直後に離脱してしまいましたが、これからの巻き返しに期待です。
という事で来週からいよいよ交流戦が始まります。
交流戦では一気に順位が変動する事も多々あるので、まだここから這い上がれます。踏ん張りどころでしょう。
それでは。