椎名心実
文武両道、優等生で何でもオールマイティにこなすがどこか天然気質で朝に弱い。
世界各国のアロマキャンドルを集めている。いい香りが大好き。
可愛いの基準が他人とずれており、微妙な見た目の動物や人形などを可愛いと反応する。
憧れの先輩は3年の笹原先輩。
※ガールフレンド(仮)アニメ公式ホームページより引用。
誰もが認めるガルフレ(仮)のメインヒロインであり、アニメやゲームの広告・宣伝では彼女が勤める事が多く、アニバーサリーなどの公式絵でもほとんどセンターを飾っている。
総選挙の順位も安定して3位辺りを取り続けており、ユーザーからも愛されています。
しかし!何故かこのアニメに至っては!
2話までは確かに主人公でしたが………
3話以降出演機会がどんどん少なくなっていき、どちらかというと何だかんだほぼ毎回出てきてインパクトのあるクロエが主人公に見えてきました…
地味にゲームの広告でも、クロエがちょっとしたぶーむを起こしていた頃に(アニメ化前)
このような辱めを受けていた時期もありました。
しかもこの頃クロエとここみんは一切関わりが無く、お友達というのはどう考えてもおかしいです。
このまま「クロエ・ルメールちゃんのお友達」で終わってしまうのか、今回は"主人公"椎名心実の真価が問われる主役回を見ていきます。
ちなみに前回はこちらから
8話 「クリームソーダの向こう」
お昼休み、2年B組の教室前にて放送部によるお昼の出張放送が行われていました。
学園の人気者であるここみん。全国大会を目前にしている彼女にインタビューをしている模様。
聖櫻学園は様々な部活動がありますが、全国大会クラスのキャラも結構います。さすがはマンモス校といったところ。
ここみんへのインタビューのはずが、ほとんど周りの友人達が答えており、ここみんも若干困惑してます。
明音に意気込みを問われ、「ミスを無くし、良い得点を狙える様に頑張ります!」と宣言。ギャラリーも大盛り上がりで収拾がつかなくなったところでOPへ
数時間後…
いつものように練習に取り組むここみん。
練習後に深見先生からも演技を安定感があると絶賛されます。
そこで1つ先生はここみんに、更に少し難しい演技を入れようと提案します。(新体操の事はよくわからないので間違えてたらすみません)
一応ここみんはその演技の成功率が8割ほどらしく、なら先生の言うようにトライしてみればいいような気がしちゃいますが、ここみんは100%できる訳では無いのに大会までの短い時間で完璧に仕上げる事にノリ気ではない様子。
何でも器用にこなすここみんですが、あまりにも完璧を求めすぎて守りに入ってしまう傾向にあるみたいですね。そういうところが演技にも出ていると先生にも指摘されていました。
とりあえず週明けに演技の演目?を提出するまでには決めておいてと言われ、悩むここみん。大好きな笹原先輩に呼び止められてもしばらく気づかないくらいに、うわの空です。
目の前に出てきてようやく気づいたここみん、いきなり憧れの先輩を目にして慌てふためきます。
補足なんですけど、野々花のおじいちゃんは喫茶コスモスを営業しており、野々花も良くお手伝いしています。
どうやら野々花は閉店の準備をしていた模様。いつもなら営業している時間ですが、おじいちゃんがぎっくり腰を発症してしまい、しばらく動けなくなってしまったためやむを得ない状況でした。
そんな事よりここみんに元気がない事のほうが気になる野々花。ここみんは先輩を心配させまいと誤魔化して答えます。
その後、野々花はここみんの応援に行くと約束して帰宅。先輩が来てくれるということで、かっこ悪い姿を見せたくないと更に保守的な思考になっていくここみん…
月日は流れ、本番当日
実況櫻井明音、解説笹原野々花、審査員が見守る中、ここみんの演技が始まります。
まずはリボン
美しいらせんを描きますが、うっかり自分の体に巻き付けてしまう痛恨のミス。
気を取り直し、続いてクラブ投げ(で合ってます?)。
しかしここでも大量のクラブが降り注ぎ、キャッチ失敗。
当然審査員たちからは厳しい評価が突きつけられ、ここみんはお笑い番組の様に、落とし穴に落とされてしまいました……
ここでアラームが鳴り目を覚ますここみん。まれ蔵さんも元の姿に戻っていました。
これはアニメだし、明らかに夢だと分かるからいいんですけど、実際にこういう失敗をする夢ってめちゃくちゃ怖くないですか?有り得ないような失敗だとしても、もし本当に起きたらと考えるだけで嫌な汗が出てきますね。ここみんと似たような状況に陥った事がある人も多そうです。
そんなこんなで朝ごはんもほとんど手をつけられずに朝練に向かうここみん。次第に演技にも悪影響が出始め、エレナにも演技している時の表情が固く、なんだか守りに入っている様に見えると、先生と同じ事を言われます。エレナは新体操は全くの素人ですが、何だかんだ女の子の些細な違いに気づけるところが凄すぎる。さすがです。
そこへクロエがやって来て
クロエ「エレナサン、またココミサンのジャマしてたのデスカ?」
クロエ「サツエイはSHINOBIのように、ソーットデスヨ?」(そーっと撮るのは盗撮では?)
エレナ「レディにはどうせならくのいちと言ってほしいわ〜♡」
クロエ「Oh!"KUNOICHI"!オンナニンジャーカッコイイデスヨー!ニンニン!ドロン!」
途中から邪魔に加担してませんか?毎回何かしら爪痕を残す女。それがクロエ・ルメールなのです。
エレナに痛いところつかれてしまったここみんは思わず思った事を口走ってしまいました。どんどんと悪い方向へ向かってしまっていますね。
浮かない顔のここみん。教室では仲良しのエミちゃんがジャグリング(お手玉かも)を披露しています。
ですが玉を増やしすぎて大失敗。イベントを前に人前で練習していた様ですが、どうも上手くいってないみたいです。エミちゃんは失敗してもアドバイスを貰おうとするなど、失敗しても特にへこたれてる様子はありません。
友達の鞠香から昼ごはんに誘われ、一緒にご飯を食べに行くここみん。大好物のメロンパンを沢山食べて元気を出そうとするの可愛いですね。2話のラストで泣きながら大量のメロンパン食べてるのを思い出しました。
鞠香はここみんが元気が無いことを察して気にかけてくれていました。さすがは保健委員会。
2人は掲示板の前で野々花を見つけます。
おじいちゃんの腰の状態が治らないため、週末だけのアルバイトを募集するためにチラシを貼っていたみたいです。
チラシ貼りを褒められてデレデレのここみん。ここみんの顔を見た鞠香は全てを察し
「私バイトやりたい!心実ちゃんも一緒にやらない?」
と上手いことここみんが野々花と仲良くなれる様にアシストしてくれました。
なんて空気の読める子なんや…こんなに気が利いて優しい友だちがいて、ここみんは幸せモンですよほんとに。
鞠香と友だちになりたい人生だった…
2人が協力してくれるという事で野々花はおおよろこび。学園のマドンナの弾けるような笑顔。これはモテますわね。
こうして鞠香に背中を押されたここみんは、野々花のお店で一緒に働く事に。
当日バイト狂のトムミチも参戦して計3人がアルバイトに参加。何気にここみん達とトムミチは初顔合わせだったのでいつもの自己紹介タイム。
学園でも人気者のここみんのことをトムミチもある程度知っており、新体操のエース!学園のヒロイン!と持て囃します。
トムミチ「いつかレオタードのコスプレしてみたいと思ってるんだよねー」
という事で新体操トムミチ実装お待ちしております
バイト経験豊富なトムミチは、野々花とキッチン担当。ここみんと鞠香はウエイトレスを担当する事になり、お店は開店しました。(凄く嫌な予感が………)
心実「クリームソーダ2つお願いします。」
キッチンではトムミチが、せわしなくパンケーキらしきものを焼いています。
ここは自分がやらねば!と意気込んだ野々花。
野々花「クリームソーダ2つ、お待たせ致しました。」
出来たのはクリームソーダとは違う何かでした…
野々花は料理オンチであり、これまでにも破壊的な料理を何度も作ってきてたので何かしらやらかすとは思っていましたが、まさか飲み物すら無理とは…
クリームソーダってどうやったら失敗するんですか!?と思っていたら
この謎の液体を隠し味と言い張り、沢山入れた様です。この謎ドリンクはトムミチに回収されました。
その後も野々花は、ホイップクリームをぶちまける、沢山皿を運ぼうとして落とす、リンゴの皮を実ごと剥く、焦げたパンケーキを投げて皿でキャッチしようとして落とすなど、派手にやってくれます。本人も言っている様にちょっと、ちょっとというよりかなり、とても、すこぶる、とことん不器用だった様です。
しかし、野々花は失敗しても決して落ち込んだりせず、何事も挑戦しようと積極的に取り組みます。でも皿割ったり、人の命に関わりそうなヤバい食べ物作るのは止めた方がいいと思います…
普段はおじいちゃんに止められているんでしょうね。ぎっくり腰で休んでいるうちに解き放っておきたいんでしょう。トムミチがアルバイトに来てなかったらやばかった。
不器用ながらもめげずに頑張る先輩の姿にうっとりしているここみん。ついうっかりお釣りを渡し忘れました。
先輩の店でミスしてしまいガチで謝罪するここみん。幸いお客さんも怒ってなかったし、ちゃんとお金は渡せたのでそこまで気にしなくてもいいような気がします。それにもっとやらかしてる人が目の前にいるし…
ここみんのメンタルケアも兼ねて、みんなでちょっと休憩をとる事にした一同。
クッキーと、野々花が淹れたコーヒーを差し入れてもらいました。
トムミチ「色は…普通ですね…」
今日1日でヤバいイメージが植え付けられた3人はかなり警戒モード。
しかしここみんが1口飲んで
「美味しい!」
と言った次の瞬間には2人もコーヒーを躊躇無く飲んでました。確かにここみんが言うなら信頼できますね。
野々花は他の料理や飲み物はダメでも、コーヒーを淹れるのは得意です。
コーヒーは喫茶店顔だから、という理由で彼女なりに必死に練習して覚えたそうです。
あれ?この感じどこかで…
その日の夜、ここみんは自身の競技中の映像を見返して演技の研究に打ち込みます。
チャレンジする事、成功したときの達成感。分かってはいてももう一歩が踏み込めない。
心実「まれ蔵さん、私にできると思う?」
家族や同級生にも常に敬語のここみんですが、まれ蔵さんにはタメ口なようです。
次の日アルバイトへ行く途中、偶然エミちゃんと出会います。
彼女はこれから商店街のイベントで、大道芸を披露しに行くところでした。披露する予定のジャグリングがまだ完全にマスターしてないと、内心不安でいっぱいです。
ふとエミちゃんに失敗する事は怖くないのか聞いてみると
エミ「失敗が怖くない人なんているのかな?」
明るい性格のエミちゃんでも、失敗は怖い。けど新しいことに挑戦しようと日々頑張っています。
喫茶店につくとテーブルに、沢山のクリームソーダでは無いであろう謎の液体が並んでいました。
これらは野々花がこっそり練習してた残骸でした。しかし、徐々に改善の後が見られますね…
1番見た目がマトモなクリームソーダ?も、美味しいとはいかずもちゃんと飲める状態にまで仕上がっていました。今更だけどクリームソーダの練習って何?
ここで大会に向けて、難しい演技に挑戦するかどうかで迷っていることを正直に伝えます。
すると
野々花「クリームソーダを作ろうと思ったのは、心実ちゃんのおかげなの。」
野々花は自分が淹れたコーヒーを、ここみんに褒められたことで、今まで美味しいコーヒーが出来るように沢山練習したら認めて貰えた、そしてクリームソーダも頑張って練習したらまた喜んでもらえるかもしれない。そう思って色々彼女なりに努力してみた様です。
心実は練習で完璧に出来ない事が本番で出来るか不安なのに対して、野々花は何も無い状態からスタートしてますからね。
ここみんは野々花から勇気をもらい、決心がついたようです。
スランプを脱した記念ということで2人でクリームソーダで乾杯!
間違えてクリームソーダでは無い液体を飲んでしまう痛恨のミス。でも顔を歪めるだけで命に別状は無さそうです。良かった。
そして全国大会当日。
応援に駆けつけたみんなの期待を一身に受け、
「後悔はしたくないから。椎名心実、新しい自分に挑戦します!」
〜ED〜
………………………………………?
終わった!?!?
なにこの打ち切り漫画みたいなラストは…
希望を見出すために最後まで見ましたが、次回予告があるのみ。
9話を一通り見ても特に言及無し。今後何かしら説明があることを信じてます…
という事で8話だったんですけど、全体として精神的なスランプから立ち直っていくという、ありがちでは有りますが今までの中でも話の筋がしっかりと通っていましたね!
何も努力してこなかった私には、野々花の言葉が時々心をえぐってきましたが、彼女の魅力をこれでもかってくらい引き出せていました。
またこの話でも言われているように、完璧超人なイメージで、親近感が湧かなかったり、高嶺の花みたいなここみんでしたけど、ここみんも人並みに悩んだり、迷走したりするんだなって意外な1面が見れたりしてキャラに対する理解度が深まった気がします。
それゆえに、最後の大会の結果まで見せて欲しかったところ…
ですが、このお話はあくまでもここみんが悩みをどうやって乗り越えていくかの過程のお話なのでそこら辺はご想像に…..ということかもしれませんね!
次回はお待ちかね学祭回!
にゅーろん★くりーむそふとついに本格始動!らしいです。
良いお年を!